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徳之島電気バス実証事業

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徳之島電気バス実証事業

環境省が2011年から推進している低炭素な地域づくりを目指す「チャレンジ25地域づくり」に採択された事業です。離島地域における住民の主たる移動手段である路線バスの割高な運行コストの状況をふまえ、燃料費を軽減するとともに二酸化炭素排出量を削減する交通システムの実用化が求められています。従来のディーゼルバスを電気バスに置き換えて、二酸化炭素削減効果の検証をはじめ、事業性・採算性ならびに他の離島地域への波及効果等を検証しました。

低炭素とエネルギー自給を目指した地方公共交通システム

離島地域における低炭素交通システムとエネルギー自給を目指して、鹿児島県徳之島に電気バスを導入し、充電スタンドを4か所設置して、2012年3月から2013年3月まで、電気バスの運行を実施しました。
ディーゼルバスを改造しリチウム電池を搭載した電気バスは、1日112㎞、走行日数327日、総走行距離約3万7000㎞の実績を残し、CO₂削減効果を実証しました。成果として、太陽光パネルを設置した充電スタンドによる、地方公共交通における低炭素かつ自給自足の交通システムが実現可能であることを示すことができました。
なお、都市部における低炭素交通として、環境省の同じ事業の展開を、高岡市におけるLPGハイブリットバス実証事業においても取り組んでいます。

低炭素とエネルギー自給を目指した地方公共交通システム

左:実証実験バスの運行ルート。徳之島の主要な町と空港を巡回した
右上:製造導入した電気バス。バスのカラーリングやロゴも当社でデザインした
右下:急速充電器を装備した充電スタンド

低炭素とエネルギー自給を目指した地方公共交通システム

高岡市で導入したLPGハイブリットバス。LPGガスにより車内で発電する