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都市空間データ活用

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都市空間データは地物(オブジェクト)を扱う

都市スケールの空間情報は、「建物」「道路」「公園」「鉄道」「河川」「地形」といった現実の地物をデータ化したもので、位置・形態情報(ポリゴン)と属性情報(数値・文字)で構成されます。具体的な空間シミュレーションが可能となるため、当社では2000年頃から、国・都・都市機構(現都市再生機構)の防災分析業務をはじめとした様々なGISプログラムを開発してきました。

2D都市空間データの活用ソリューション

2次元の空間情報は比較的データが軽く、広域分析に役立ちます。当社が当初実施していた業務では、東京23区の拡がりによる「道路」幅員の自動判定や、「建物」「道路」と空地系の配置から防災指標「不燃領域率」を求める活用法が注目されました。当社の最新技術ではGISによる徒歩・バス・鉄道等の複合交通ネットワーク解析が可能となり、施設の立地分析へ活かされています。

GIS複合交通ネットワーク解析に求められるプログラミング技術と実施※アバンアソシエイツとESRIジャパン株式会社は、当技術を2020年度に共同開発して実用化

GIS複合交通ネットワーク解析に求められるプログラミング技術と実施
※アバンアソシエイツとESRIジャパン株式会社は、当技術を2020年度に共同開発して実用化

3D都市空間データの活用ソリューション

3次元の空間情報は、都市の各エリアをデータ上で忠実に再現します(デジタルツイン)。それにより建物ボリュームの厳密な把握、景観・眺望、日影分析による太陽光パネルの設置、微地形を反映した浸水等の解析が可能です。さらに当社では、都市計画ルールや将来シナリオを3D空間へ適用してビジュアル化し、地域の人々や関係者へ還元する試みを進めています。

渋谷の3D情報に各種の斜線制限を分かりやすく重ねて、将来の整備・開発・景観のあり方を検討※まちづくり勉強会・協議会の検討に役立てるとともに、まちづくりニュースやホームページにも提供しています

渋谷の3D情報に各種の斜線制限を分かりやすく重ねて、将来の整備・開発・景観のあり方を検討
※まちづくり勉強会・協議会の検討に役立てるとともに、まちづくりニュースやホームページにも
提供しています

2D・3Dおよびメッシュ情報の統合による今後の展開

国土交通省が3D空間データ「Plateau」の公開提供を2021年度から開始し、日本でも本格的なデジタルツイン時代に入りました。当社では、より広域で蓄積されている2D空間データ(各種ゾーニングや災害ハザード情報を含む)や、都市全体をカバーするメッシュデータ(将来人口、地震確率情報等)とも統合し、複雑な都市課題の解決に役立てていきます。

公共施設GISカルテ(制作済み)と、Plateau3Dおよびサスティナブル都市メッシュ指標の連動※公共施設GISカルテは主に2D空間データをベースに開発。メッシュ指標については「NXソリューション」を参照

公共施設GISカルテ(制作済み)と、Plateau3Dおよびサスティナブル都市メッシュ指標の連動
※公共施設GISカルテは主に2D空間データをベースに開発。メッシュ指標については
「UDXソリューション」を参照

PROJECTAchievements

  • 多摩ニュータウン再生方針策定業務

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